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「こだわらない、でも流されない」
 「こだわらない、でも流されない」
あるがままに、自然に
〜不眠、不安、気弱から解放される生き方とは〜

早島妙瑞(日本道観・前道長) 編    PHP研究所




≪ 天地自然に添って、無為自然に明るく楽しく生きる・・・。
中国の老荘思想を体現するために綴られた言葉集。
心がほっとする一冊 ≫
・・・は、新聞の広告文より。



自分自身を少し距離を置いてながめてみる。
あ〜・・今自分はこんな感じなんだな・・と湧き上がる感覚を
ふっとすくい上げてあげる。
その感覚に抗わずに流れにまかせて。

自分はこんな風に感じている・・と意識している時、
もう私たちは
受け身ではなくなっている・・流されてはいないのだ・・と思います。
「まるごと私」を自分自身に受容れてもらえた安心感は
ぶれない安定感、心地よさをもたらしてくれるのでしょう。


観念としてはなんとなく分るんですけどね。
う〜〜ん・・体現するのは永遠のテーマですよねぇ〜

「こだわらない、でも流されない」
こんな風に生きていきたいなぁ・・・。
無邪気で屈託なく・・・
 『 夫婦っていうのは、無邪気で屈託ないのが一番だと思っとる。
  流れに任せて同じ川を二本の丸太のように流れていけば・・・
  先になったり、後になったり・・・
  なが〜い長い川を、楽しんで流れていけばいい 』

先日放送された、
城山三郎氏原作のドラマ 「そうか、もう君はいないのか」 から

若かりし頃の城山さんのお父様が、結婚したばかりの息子に話す言葉です。




こうして文字にしてしまうと、なんだか感動が薄くなってしまいますねぇ。

眼差しやゆったりとした口調、声のトーン、そして絶妙な間・・・
ただの「文章」が人の心を通して発信されれば、とたんに大きな波となって
私達に響いてくるものなのですね。
人が話す言葉のちから・・・しみじみと凄いものだと体感しました。



なぜこの会話に反応したかって?
それは今日1月15日が私たち夫婦の結婚記念日で、
その日に近いオンエアということもあって、わたしの心が共鳴したのかもしれません。

「一緒に観ようよ」と主人を誘いましたが、「嫌っ!」って。
誰もが通らなければならない、病や死を扱った番組はいつも避けているんですよ。
恐れが強くて、体が拒んでいるのでしょう。


『 深夜
  おまえの寝息を聞いていると
  宇宙創造以来の歴史が 
  ふとんを着て
  そこに居る気がする
  生きていることの
  奇怪さ 美しさ あわれさ
  おまえの寝息がやむと
  大地に穴があいたように
  寒くなる

  さて
  おまえの乳房をつかんで眠れば
  地球ははじまり
  地球はおわり             』

妻との最後の夜、病室のシーンで流れる原作の一部。


男の人というのは、
女性に対してずっと母を求めている生き物なのですね。
ちいさな子どものように、淋しがりやの、傷つきやすく繊細なこころを持って。

そんな心持ちで、しばらくは流れて行きたいと思います。
時に激流のなかゴンゴンぶつかり合いながら、
時にぐ〜んと離れてゆったりと。
独りで流れていく日が来るまで。
う〜ん・・艶っぽい
 『僕は墨。彼女は水。硯の中で、塊だった僕は彼女の中に解けだしていく。
彼女は滑らかに温かく僕を包み込んでくれる。
そして混じり合った僕と彼女を筆がたっぷり吸い上げる。
筆と紙が接触した瞬間、ぼくらは一気に紙の繊維の間を流れていく。

この贅沢な時間にひたっていると、いつのまにか彼女だけがいなくなって、
僕だけが紙の中に残されていた。
この閉じられた世界でまた独り、生きていくことを覚悟する。
彼女はまたどこかで誰かを温かく包み込みながら、
さらりと世界中を流れ続けているのだろう。』



朝日新聞 暮らしの風1月号
季節のこよみ 七十二候 より
書道家 武田双雲さん著


墨を男性、水を女性に・・・
それぞれの性の特徴をとらえて、みごとに例えているなぁ・・と
唸ってしまいました。



***


そろそろ師走も慌しくなってまいりましたね。
cozyを訪問してくださった皆様、ありがとうございました♪

さあさ、もうすぐ2009年ですね!!
どんなお楽しみをお考えでしょ??

来年、少し時間ができたなら、
墨と毛筆を買って遊んでみたいな・・と言うのが私の抱負(?)です。

水を差して静かに墨を磨る時間も楽しみ。ふふっ♪


今年の「cozy ゆとりの時間」の更新はこれにて最終とさせていただきます。

来年も引き続き、よろしくお付き合いくださいね。
よいお年を〜〜
うたかた・・泡沫
 『ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。

よどみにうかぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、

久しくとどまりたる例(ためし)なし。』

鴨長明「方丈記」



『何でもないものも二度と現れない故に

この世のものは限りなく貴い』

「小津安二郎・人と仕事」より


長明じいちゃんも小津のおっちゃんも、
含蓄のある言葉をのたまっていらっしゃっていた!!
普遍的な力を持った言の葉は、
時を経ても色あせないものなのですね。



生まれた命は、




けっして後戻りはできず、前へ進むしかなく、
寿命の限り
この世での仕事を果たし
静かに命を終えていく・・・


くるくると、留まることなく
命のリレーが続いているのですね。
種蒔きしなきゃ始まらない
 『映画も大河も昨年から仕込んでいたので1年越しの収穫でした。
一番大事な作業は
前年にみんなでやった種まきとか水やりだったりするんで・・・・。
これからも収穫のことだけじゃなく、
種まきや水やりをマイペースでやっていきたいです。』


大河ドラマ「篤姫」の家定役を演じた
堺雅人さんの言葉、朝日新聞 より




種を蒔かなきゃ始まらない。
いろんなパワーがぎゅ〜っと詰まった種。
どんな種を選ぶのか、その直感も大切にしたい・・・
そして
手をかけ気をかけて、時にうっかり忘れたりしながら
育てていく作業を楽しみたいなぁ。
もしかして、「育てる」過程が一番楽しいのかも♪

収穫を焦らず、気負わず。
時が育ててくれますからね。



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アボカドちゃん。

水につけていたら
ピキッと割れて
芽が出て
根っこが出て
ぐんぐん押し広げながら
上へ下へ。
生後5ヶ月くらいの赤ちゃんでちゅ♪
天からのGift
“Neglect Not The Gift That Is In Thee”

「あなたの中にある
神から授かった才能を
おろそかにしてはいけない」





授かった才能に気づく・・
それができるといいな・・と思う。
気づけないまま、この世を終えてしまう人がなんと多いことでしょう。

この世に生まれてきた、
私たちみんなが持つ、それぞれの使命。

それを行うために授かった、それぞれの才能。


いまだ開けられずに、そのままのギフト。
私の中にはどんな贈り物が眠っているんだろう。
時を恐れず・・・
 『 時を恐れないでほしい 
  できたら
  からだの枯れるときは
  魂の実るとき
  時計では刻めない時間を生きて
  目に見えぬものを信じて
  情報の渦巻く海から
  ひとしずくの知恵をすくい取り
  猫のようにくつろいで     』

「できたら」 谷川俊太郎作より抜粋

新聞の雑誌広告に載っていた詩の抜粋です。



こんなふうに生きられたら幸せだろうな・・と
最近感じていたことが、そのまま言葉になっていたので驚いたよ。

時を恐れず、流れるままくつろいで過ごす。
気持ちいいだろうな♪
金色の小鳥
 『 “ 金色の  小さき鳥のかたちして
     いちょう散るなり  夕日の丘に ” 与謝野晶子。

少女の日、この歌をよんで、なんという美しい比喩だろうと感激して以来、
夕日にきらめいて散るいちょうは、金色の小鳥にみえてならない。 』

「しあわせの栞」  清川 妙 著 より


秋の色、形・・・
美しく表現する日本語をもっと知りたいと思います。

銀杏・・・
まだ落ちていないかしらん?
茶碗蒸し、おだまき蒸しには無くてはなりません。
ああ・・やっぱり食い気が先か。
     
こどものじかん
 『ひとはみな  みえないポケットに

 こどものころに みた 空の ひとひらを

 ハンカチのように  おりたたんで

 入れているんじゃなかろうか


 そして

 あおむいて あくびして

 目がぱちくしたときやなんかに

 はらりと ハンカチが ひろがり

 そこから あの日の風やひかりが 

 こぼれてくるんじゃなかろうか


 「こどものじかん」というのは

 「人間」のじかんを

 はるかに 超えて ひろがっているようにおもう

 生まれるまえからあって

 死んだあとまで つづいているようにおもう  』


「こどものころにみた空は」 工藤直子  より




ふうか's EYES_0001.jpg



ゴザにごろんとなって久しぶりに開いた詩集は、
扇風機の風、セミの鳴き声、照りつける太陽といっしょに
あのころの暑い夏へ連れていってくれるよ。
すべてがあやふやなのに、
ちょっぴり残っている鮮明な景色へ。

そんなインナートリップは
今を生きる大人を元気にしてくれる気がします。
 
だれにも見せない秘密の部分
 『世間の人はバラ色のレンズを通してわたしを見ています。
 わたしも人間であることに気づいていない。本物のわたしを見ていません。
 マーク・トウェーンが言ったように、わたしたちはみな月と同じで
だれにも見せない秘密の部分を持っているのです。』


「ターシャ・テューダーの世界 
 〜ニューイングランドの四季〜」
   ターシャ・テューダー&リチャード・ブラウン



わたしたちはどうしても近くにいる人たちに、
親切心から深く立ち入ろうとしてしまう。
それが愛情だと勘違いして。

グレーの部分をさらりと流しながら、
ともに生きていけたらいいな・・と思います。