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ちっちゃなおひさまみたい

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ちっちゃなおひさまみたいな、きんかんの甘露煮をたっぷりと作りました。
煮崩れたものを集めてお湯を注いだところ・・・




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ぐるぐる混ぜれば、
湯気とともにうっすらおれんじいろのきんかん湯の出来上がり♪

優しい甘さと、とろ〜んとした緩さが
寒さで縮かんだココロとカラダに効く気がします。

そして飲んだ後!!
喉にスカッーーとパンチを与えてくれます。

うん、のどに効くっていうのが分るわ。

「どちらにしようかな」

 小学生の頃。
「う〜〜ん・・どっちにしよ??」って迷った時は、
『裏の神様』に決めてもらっていました。

♪どちらにしようかな。うらの神様のゆうとおり(言う通り)
ぶっとこいて、ぶっとこいて、ぶっ・ぶっ・ぶ! ♪ ってね。

東京生まれ東京育ちの人にそう話すと、
「ぶっとこいて、ぶっとこいて、ぶっぶっぶ〜ってすごい表現だよね〜」って
関東のイントネーションで指摘された時には、なんだかおかしな気分でした。
イントネーションが違うと、もう別物になってしまうんですねぇ

その土地土地で話されている言葉や独特の表現ってあったかくていいなぁ・・。
全国に散らばっているものたちを拾い集めてみると楽しそう♪


私は大阪生まれの大阪育ちですが、
一般的に呼ばれている「だるまさんが転んだ」って遊びは、
「ぼんさんが屁をこいた」でしたぁ。
奈良出身のさんまさん、兵庫出身のうちの主人もそうだって言ってました。

関西の子どもの遊びにはオナラものは欠かせなかったか?!
いや、
「どちらに〜」の最後は、
主人のところでは「アッ、パッ、アッ・パッパ」だったらしいから、
大阪が強烈なだけかもね(笑

和でも洋でも♪

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先日、鉢で買ったクリスマスローズ。
一つだけ開いていたお花が、そろそろ盛りを終え始めたので、
切ってちょこんと水に浮かべてみました。





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和の浮き球とともに♪
花器と敷物が洋なので、なんともチグハグですねぇ・・

和にも洋にも・・・
どちらにでもしっくりと馴染むクリスマスローズの懐の広さを感じます。

とりあえずさっと手にとった鉢に入れてみたけれど、
陶器のうつわに移してみようかな・・と思っています。
春の予感・・の海のもの。
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「新物 めかぶ」 ですって!

スーパーのパックで売られていたので思わず買ってしまいました。
これから春先が旬でしょうか。

熱湯に入れると、さっと鮮やかな緑色に♪


刻んでねばりを出して。

半分は卵黄、かつお節、しょう油、のり・・・・ご飯にのせて。
そしてもう半分は
マグロの刺身に合わせて。味は胡麻油、しょう油、ポン酢の酸味を少々。

どちらもなかなかのもの!!

私的には、めかぶは酸味との相性がぐ〜〜と思います。
無邪気で屈託なく・・・
 『 夫婦っていうのは、無邪気で屈託ないのが一番だと思っとる。
  流れに任せて同じ川を二本の丸太のように流れていけば・・・
  先になったり、後になったり・・・
  なが〜い長い川を、楽しんで流れていけばいい 』

先日放送された、
城山三郎氏原作のドラマ 「そうか、もう君はいないのか」 から

若かりし頃の城山さんのお父様が、結婚したばかりの息子に話す言葉です。




こうして文字にしてしまうと、なんだか感動が薄くなってしまいますねぇ。

眼差しやゆったりとした口調、声のトーン、そして絶妙な間・・・
ただの「文章」が人の心を通して発信されれば、とたんに大きな波となって
私達に響いてくるものなのですね。
人が話す言葉のちから・・・しみじみと凄いものだと体感しました。



なぜこの会話に反応したかって?
それは今日1月15日が私たち夫婦の結婚記念日で、
その日に近いオンエアということもあって、わたしの心が共鳴したのかもしれません。

「一緒に観ようよ」と主人を誘いましたが、「嫌っ!」って。
誰もが通らなければならない、病や死を扱った番組はいつも避けているんですよ。
恐れが強くて、体が拒んでいるのでしょう。


『 深夜
  おまえの寝息を聞いていると
  宇宙創造以来の歴史が 
  ふとんを着て
  そこに居る気がする
  生きていることの
  奇怪さ 美しさ あわれさ
  おまえの寝息がやむと
  大地に穴があいたように
  寒くなる

  さて
  おまえの乳房をつかんで眠れば
  地球ははじまり
  地球はおわり             』

妻との最後の夜、病室のシーンで流れる原作の一部。


男の人というのは、
女性に対してずっと母を求めている生き物なのですね。
ちいさな子どものように、淋しがりやの、傷つきやすく繊細なこころを持って。

そんな心持ちで、しばらくは流れて行きたいと思います。
時に激流のなかゴンゴンぶつかり合いながら、
時にぐ〜んと離れてゆったりと。
独りで流れていく日が来るまで。