新潟は上越市、くさのやさんの「気のちから飴」です。
もち米を麦芽で糖化させて、鉄釜で煮詰めた米飴は
ずいぶん昔から甘みとして使われていたようで、
まさに日本の食文化の歴史みたいなものだな、と思います。
私も小さい頃、夏休みに田舎のおばあちゃんちに行くと、
四角い缶に入った米飴(ぎょうせん飴と呼んでいました。)があって、
スプーンで絡めとってはよく舐めていましたっけ。
でも今では生産する所も数少なくなってしまったようです。
ハチミツよりもう少し固くって、
水あめより柔らかな米飴を久々に味わってみました。
一口目、お砂糖に慣れてしまった舌には「あれ・・あまり甘くないな」と感じました。
でも舐めているうちに、その香ばしくて優しい甘さがとてもここちよく、
これで十分に満足のできる甘さなんだな・・と気づきました。
もとは「気のくすり飴」という名で売られていたように、
米は薬膳でいうところの「補気」(気を補う)、エネルギーを作り出してくれる食べ物ですから、
今の、気の足りない状態を引き上げてくれるお手伝いをしてくれるかな・・と
期待して取り寄せてみたんですよ。
暑い夏が通り過ぎる頃には回復するだろう・・と勝手に感じていましたが、
鍼灸の先生曰く、
「気虚に陥ってしまった人が、そこから立て直すのは大変なこと」だそうで。
1〜2ヶ月でどうこうってもんでもないらしい・・・ とほほ。。
まあまあ、長丁場でいきますか。
ちなみに血液検査は全くの異常なし。
食べているのに、きっちりと吸収されていないから
気が生まれないのでしょう。
不思議ですね、人のカラダって。