先日、近隣地域の産業を集めたイベント「産業まつり」で
木の器やカトラリーを並べている
クラフト木の実さんのブースに立ち寄りました。
職人さんとおぼしきお兄さんと器を前に、しばし話し込む。
木には染みや濃い斑点が必ずあるのだけれど、
これらの入った器たちは百貨店などでは、はねられてしまうそうです。
なので、このようなイベントなどで値段を下げて買ってもらうようにしているとの事。
ちょうど、マイお茶碗が割れてしまったので飯椀を探しているところでした。
少し大きいけれど、いいかも♪
持った感じがふんわりと軽くて、手に馴染みます。
誠実そうなお兄さんは、いろんな木目の椀を紹介してくれました。
一つ一つを、いとおしむように。
サクラ、クリ、ケヤキ、ナラ・・・
木の色合いや木目、それぞれに良さがあるし、
それに一つ一つの表情が違って個性があるでしょ?
もう・・迷う迷う!!
結局連れ帰ったのは、クリ、クルミ、サクラを各1客ずつ。
お茶碗としてのほかにも、野菜の煮物やゴマ和え、
これからの季節、ほくほくのシチューなんかを入れても良さそう♪
出番が多くなりそうな予感です。
無造作に器を入れられた紙の袋の中には、
「お使いになる前に」の小さなメッセージカードが入っていました。
電子レンジや食洗機には使えないこと、
水に浸けっぱなしにしないこと、
などなど使用上の注意が並んだ後に、素敵なメッセージがありましたよ。
“お取り扱いが面倒なように思われるかもしれませんが、
木の器をお使いになられている事を、少しだけ意識して下さいましたら、
思いのほか簡単丈夫で、とても使いやすいことに気づかれることと思います。
また、それ以上に毎日の暮らしの中でぬくもりある大切な資源である、
自然の木の器をお使いになられる愉しさがわいてくる事を願っております。”
うん、確かに木のぬくもりと呼吸が伝わってくるよう。
そして
なんだか気持ちもゆったりと優しくなれるような気がします。