線香、コーンを作ってきました。
和の香りの講座では・・
市販のほとんどの線香がケミカル成分で作られたものであること、
そしてその灰は灰色ではなく白いこと
インド製の安いお香の煙は黒くて、石油系の材料が燃えていること、
中国製のピンク色のお香からは、ピンク色の煙がでること、
天然の香材料できっちりと作られたものは、高価だということ・・
などなどのお話を聞きました。
あまり気にも留めていなかった、市販のお香の真実の姿を知ってしまったので
うちにあった、服屋さんでもらったサンダルウッドの香りの
インドのお香はゴミ箱へ。
講座をしていただいた
薫物屋香楽(株)みやびさん が扱うお線香は
信頼がおけるので安心して買ってみました。
世界遺産「香り三景」シリーズの
吉野 桜の香りです。
うちにある、以前買っていた別会社のお線香と焚き比べをしてみると、
違いが素人目にも分りました〜〜
「香り三景」は、煙のくゆる様がすごく美しい。
うすーいオーガンジーの衣が、まるで生きているみたいに
柔らかにくねりながら、ときにツーッと一本の糸の様に
天に向かって消えていくのを眺めていると、
生き物の魂が天に召されていくような、
そんな厳かで静かな気持ちになってくるから不思議です。
はぁ〜〜
練りこまれた素材や微妙な加減の違いによって、こうも違うものなのかぁ〜と
驚き&目からウロコ状態でございます。
残った灰の感じも、もちろん違いましたよ。
さて、昨日作った線香とコーンは、只今乾燥中。
自分のイメージでブレンドして作りました。
最後の仕上げに、カストリウム(フェロモン系香り)とクマリン(桜もちの香り)を
少量入れたのですが、ぐっと良くなり、仕上がりが楽しみだわ♪と、
自己満足に浸っております。
練り香、匂い袋、線香・・
使った天然の香材料は漢方薬としても使われるものですから、
扱っているだけで何だか健康になれている気がして、気分はポジティブ!(単純!)
和の天然香は仏事の地味なイメージですが、
遠い昔からDNAに組み込まれて、受け継がれている香り。
何だか知らないけれど、こころ魅かれる香り・・なのかもしれませんね。