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練り香作り 体験
練り香って
クリーム状の練り香水だと思っていたんですよ。

でも、和のそれは違いました。
天然の香原料を粉末にしたものを、レシピに合わせて乳鉢で
よくすり混ぜながら調合し、炭粉を入れて、さらに蜜を少し入れながら練っていきます。
適度な「練り」になったら、少しずつ手に取り丸めていくのです。
そう・・見た目は「正露丸」みたい!

これを燃やすのではなく、下から温める(焚く)ことによって
辺りにかほりを漂わすそう・・。

仏教の伝来と共に伝わった香は
奈良平安朝時代にこのような薫物(たきもの)として貴族の間で
親しまれていたようです。

練ったものを一週間ほど寝かしてから使うそうですが、
待てなーーい!ので一つ試しに焚いてみることにしました。


香炉灰と香炭をメーカーの方のご好意で頂いて帰り、
ちょうど100均で買った三つ足の小さな器があったので、それに入れて見ました。
うん、それっぽい♪

しかし悲しいかな、素人・・
うまく炭を燃やし続ける事ができず、結局
練り香を温めて香りをくゆらせるまでにはいたらず、断念。

え〜〜い、教えてもらった奥の手、ベープマットの器械に登場いただこう。
マットを温める金属部分が、ちょうどいい温度なのだそう。
きっとマット以外のものに使用しないで下さい・・と
箱には注意書きがあっただろうに。
まっ、自己責任ということで。続行です。

今回作ったのは、
徳川家康のマイレシピ『ね年菊方』

配合が微妙で、さじ0.25なんてほとんど目分量ですから、
きっと本物とは趣が違うかもしれませんが、
武将のイメージとは程遠い、甘くやさしい印象です。
下の娘が「いいにおい〜」と言ったのには少々びっくり。
子どもって慣れない香りは、クサーイ!って拒否しますから
案外馴染みのある香りなのかもしれませんね。

香りのブレンドはホントに楽しい♪
良い香り♪と思えるものに、漁港のニオイや動物園の檻の前のニオイの様な、
「臭いニオイ」を加えていく事によって深みやコクが出て、
忘れられない印象的な香りが生まれるっていうのが
なんだか不思議なような・・・でも人も動物だと考えれば さもありなん・・と
みょ〜〜に納得できたりします。
良い香り♪だけを集めてブレンドしても
印象に残りにくいっていうのも、おもしろいなぁ。
カギはやはりフェロモン系のクサイ匂いなんですね。

今度は精油とクサイ系の匂いをブレンドして
香水を作ってみたいなぁ・・と思っています。


和の香りの講座は2回。
次回は「匂い袋」作りです。

今回の練り香では香原料を粉末にしたものを使いましたが、
匂い袋では、チップになったものを使うそう。
またご報告させてくださいね。





アカデミックな時間
スコーンと抜けるような青空が広がる午前中。

今日は3時頃まで自分で自由に出来る時間です。
さーて、どうしよう?
シーツなんかの大物も洗いたいところだけれど、
今日は自分だけに使おう♪

この前からずっと調べたかった源氏物語の「薫物」(たきもの)の
エピソードをひも解いてみましょうか。
いそいそと図書館で行く準備。
潤玉urutama 石けん


新宿 伊勢丹B2に並んでいる
潤玉石鹸シリーズは「和菓子」をテーマにした石けん。

天然素材を使っていて、地球環境や人に優しい・・のだそう。
伊勢丹がアイデアを持ち込んで、(株)ユゼで製造しているとのことです。

グリセリンソープを着色して四角いキューブ型に詰め込んだ姿は、
本当に和菓子のようです。

何度か眺めるだけだったのですが、
後学のため、今回は一つ買ってみることにしました。

これは『黄揚羽』と名づけられています。
シコン、ラベンダー、クチナシで色付け、
香りはラベンダー油で。
落ち着いた色と風合いが良いな♪

ソーパーの端っくれ(一応。。)としては
創作意欲を大いに刺激された感じがいたします。
上から、横から・・ぐるぐる眺めたり、匂いをかいだり・・・
こんな凝ったものは作れないんだけれど、
あれこれアイデアを思い巡らせる時間を過ごすのは
なんてこころが弾むことでしょう♪

ラッピングに張ってあるひょうたん型のシールもカワイイ!
和のシールで真似っこできそうです。


花べるじゅでのひととき

伊豆高原 一碧湖畔の静かな別荘地内にある
ペンション 花べるじゅさん で一泊しました。
こちらは、アロマの勉強でご一緒だった方のお宅で
お父様、お母様と三人で切り盛りなさっている、アットホームなお宿です。


小さいときからずっとお布団を敷いて・・の生活なので、
こんなふうな出窓のそばのベッドのお部屋は、今でもうっとり憧れます♪

和洋間 露天風呂付のお部屋を。

廊下にはここかしこにアロマランプが
ラベンダーの香りをほのかにくゆらせ、
静かなボサノヴァの音楽と溶け合っています。

今回は家族で美味しいものを食べて、森林浴して・・ゆったり過ごす予定でした。
生憎雨降りで散策もままなりませんでしたが、
こちらのお母様が作る心のこもった創作料理の数々を堪能して
お部屋の露天風呂に何度も浸かり、一同 大満足^^


暖かくてセンスあふれる夕食の紹介です
(映像が悪くてすみません。。)

 別に頼んだお刺身は、
 地魚のほうぼう さざえなど


 前菜・・
 サーモンとクリームチーズのお寿司
 ローストビーフの太巻き風
カマンベールとバジルの生ハム巻き



ふろふき大根
上にかかったマヨネーズが以外に合います♪



お豆たっぷりのミネストローネ



サラダ
ごまクリーミードレッシングで。
トッピングに細かいゴマとナッツ♪
うん、これはいいアクセント!


鮪のたたきのカルパッチョ
これまた鮪にたっぷりのゴマをまぶして表面に火を通してあります。
レモンの皮の摩り下ろしが散らしてあって、とっても爽やか。



牛肉の野菜ロール
大根おろしとポン酢で。


桜ごはん
ぬか漬け
のりのお味噌汁
きっちりとお出汁がとられている
丁寧なお味です


デザート
バニラアイスに
クランベリー・ローストアーモンドがトッピング。
ラム酒がかかって、ほのかに香ります




どのお皿もどこかしらに、あらっ♪と感じるひと手間が感じられて、
センスのいいお宅に招かれて、お食事しているよう。
シェフの技の光るお料理もいいけれど、
こんな肩肘の張らない、こころのこもったお料理たちは
じゅわ〜〜んとゆったり・・心とカラダがほぐれていく気がします。




朝におかゆ。。いいものです。
おかわりは五穀米かゆ・・
もちろん、パンもしっかりといただきましたよ。

箸置きがほら、素敵♪
水の入ったガラスにビオラが差してあるのよ。

栗原はるみさん風が好きな方には、感涙ものかも知れませんね(笑

日々の暮らしのシーンにも取り入れられそうなアイデアがいっぱい。
大いに刺激を受けて、うきうきとお宿を後にしたのでした。
(次の日、家のお片づけや観葉植物のお手入れなんかを
 やたらとがんばってしまいましたーー!)

ペンションのお庭でブランコが雨にぬれて淋しそうだった。。
今度はお陽様がぽかぽかしている時に来たいな。


伊豆にいらっしゃる時は是非♪
やさしいお宿ですよ〜〜
お一人様もOKとのことです。

そうそう・・
年に何度か
こちらに宿泊しての森林浴セラピーのプログラムも組まれているんですよ。
こちらもお勧め♪












ひと昔前の自分に思いを馳せる。
今夜のメニューは
豚のスペアリブとお豆たちをトマト煮込みにして。
サラダはレンコンがあったからそれを使おうかな・・・。

そういえば、堀井さんの本にレンコンのサラダが載っていたわね・・。
と久しぶりに開いた『堀井和子の気ままな朝食の本』
もうかれこれ15年前に買って愛読していた本です。
こちらに画像を、と思ってAmazonで調べたら、
なんと値段がべらぼうに高くなっていました。
きっともう廃刊になって手に入らないからなのでしょうね。


ほんとうに久方ぶりにパラパラとページをめくって
堀井さんが撮った雑貨やお料理の写真を見ていると、
自分が今撮っている写真のアングルや被写体がとても似ている事を発見!
それだけ影響を受けているのねぇ・・と実感です。

異国の土地での食べ物との出会いのエピソードたちや
ナチュラルで素敵な雰囲気の写真の数々は、小さい子を子育てする専業主婦の私を
どれだけ夢の世界へ連れて行ってくれたことでしょう。
そこから暮らしを楽しむエネルギーも生まれてきたような気がします。



堀井さんの三部作(?)
今でもきらりと光るセンスに、はっとします。



今日のお料理タイムのBGMはSweet Boxのアルバム。
ラップの入るR&Bを聴くのは思えば久しぶり。
15年前にはそういえばヒップホップダンスも習ってたっけ。
楽しくってね、週に2回くらい行ってたような気がします。

堀井さんから暮らしを楽しむ静かなエネルギーを得ながら
激しいヒップホップで、あり余るエネルギーを発散させていたであろう
ひと昔まえの私。
なんだか懐かしいような、慈しむような・・
ぜ〜んぶひっくるめて、ぎゅ〜〜っとしてあげたい気持ちです♪


ふふっ・・
去年ね、スポーツクラブでヒップホップのクラスに久しぶりに出てみたらね・・。
あ〜〜これはなんて体に悪いダンスなんだ〜〜と悶絶してしまったよ。
こりゃーすぐに腰を痛めてしまいそう〜〜

あふれ出るエネルギーを表現するために踊れ、若人たちよ。
良い意味で(?)世間に収まった分別ある大人には、もう必要の無いものなのよ。
な〜んて負け惜しみをぶつぶつ。。
たった30分間のダンスをへろへろになって終えたのでした。

ひと昔前には持っていたけれど、今は無くなってしまったもの。
ひと昔前には持っていなかったけれど、今はあるもの。

人は流れの中で、持っているものも変わっていくのですね。
その時々の必要に応じて、バランスをとって生きていくのでしょう。

今を生きる自分も慈しんであげたいな・・と思います。